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今回は季節に合ったドライフラワーについて書かせていただきます。ドライフラワーは長期保存が効きますが、せっかくですのでその時々に旬なお花をドライにして楽しむことで季節感のあるフラワーアレンジメントを楽しんでいただければと思います。
春といえばバレンタインデーや母の日、入学式に卒業式など様々なイベントがあります。
イベントに合わせて季節の花を楽しむ事ができる一年の中でもお花が大活躍する時期です。
春といえばバレンタインデーがあります。バレンタインデーには薔薇の花を送りましょう。生花ストアに売っている新鮮なバラの花束はとても綺麗ですが、一定の期間を過ぎてしまうと枯れて美しさを失ってしまいます。その為、このようなイベントの為にドライにしたバラは、ロマンチックな思い出を少しでも長持ちさせるのに最適な方法です。
そして五月には母の日。母の日といえばプレゼントに花束を添えてという方も多いのではないでしょうか。この時期になりますと、気候も温かくドライフラワーに適した花が多く出てきます。しかし日本では母の日にはカーネーションを送る習慣があります。せっかくですので庭で育ったスイセンやカーネーションを是非ドライフラワーにしてみましょう。花束にする際に足りない色合いを買い足して自分でオリジナルの花束が楽しめることでしょう。
春はウェディングシーズンの始まりでもあり、この時期になるとドライフラワーのウェディングブーケや、ブライズメイドブーケの相談が毎日のように花嫁さんから寄せられます。カントリースタイルやボタニカルな結婚式のテーマが流行している為、結婚式の引き出物や紙吹雪、装飾品としてドライフラワーが他方で使われています。特に、ドライラベンダーは多くの結婚式テーマにマッチする為、春の式のマストアイテムと言ってもいいかもしれません。
夏になると黄色いひまわりやコーンフラワーなどはつらつとした色味のお花が目立ってきます。お花を贈るイベントは春に比べて少ないですが、家庭のアレンジメントやファッションの一部として楽しむ事ができるでしょう。
夏になると、家庭の庭には沢山の花が咲いているかと思います。この時期のお気に入りの花は、真っ赤で情熱的なアマダというバラです。夏のカンカンでりの暑さにも負けないほど情熱的な色のお花です。バラのつぼみやバラの花びらを摘んで乾燥させれば、ナチュラルなドライフラワーのコンフェッティやポプリができます。ラベンダー、リモニウム、コーンフラワーなど、吊るして乾燥させることができる花も沢山あります。またはルームフレグランス用にいくつかのボタニカルを乾燥させても良いでしょう。夏は、新鮮で旬なお花が多いのでその香りを生かした、ポプリ作りも楽しめるでしょう。
その他、夏になると野外フェスが毎週末のように全国各地で開催されています。野外フェスでは毎年、音楽を楽しむことだけではなくフェスのファッションを楽しむことができます。カラフルなT―シャツに合わせてドライフラワーのヘアオーナメントを楽しむいい機会です。そこでお勧めしたいのが帝王貝細工。色が鮮やかな点や乾燥させるのに他の生花と比べ短時間でできるため、手軽に綺麗なドライフラワーが楽しめます。ドライフラワーの花冠ならば野外で花を枯らしてしまう心配もないですね。
秋になるとアースカラーや無機質な色の自然色のドライフラワーに人気が出てきます。アクセントとして紫陽花やコスモスなどの色味のあるお花を使うとアレンジにメリハリが出てきます。
庭では夏の最後の花が色褪せていく中、最後の数本の花をドライフラワーで保存しておくのも素敵ですね。紫陽花の乾燥はこの時期にはとても人気があり、一番簡単です。我が家の庭のコスモスは昨年11月まで咲いていたので、最後の花を乾燥させてポプリのトッパーにしました。
コスモスには大きく分けて夏咲きのコスモスと秋咲きのコスモスの二種類があります。そして夏と秋の間に咲く早咲きという品種もあり半年の間は生花としてコスモスを楽しむこともできます。しかし秋の間にドライフラワー にしておけば冬から春にかけてもコスモスを楽しむことができます。
クリスマスは冬の一大イベントです。ツリーを装飾したり、リースを作成したり、庭をイルミネーションで飾ったりと大忙し。そんな時にもドライフラワーは装飾の幅を広げるアイテムとして活躍する事でしょう。
冬というのは、ドライフラワーというよりも、ドライフルーツやスパイスのイメージが強いのではないでようか。その為「冬のボタニカル」と言うべきでしょう。これは、長期保存のために冬の間にスパイスを使った料理をしていた時代の名残なのかと思います。私はこの時期はシナモンスティック、乾燥オレンジ、クローブ、ローズヒップを使うのがお気に入りです。
クリスマス期間中は、シナモンとオレンジのスライスの装飾やガーランド、シナモンコーンが大活躍します。クリスマスツリーの装飾にドライフラワーを使ったり、リース作成にも色味のあるドライフラワーが大活躍します。秋のうちに準備が必要なバラの実ですが、乾燥させてリースにアレンジすると一気にクリスマスの雰囲気が出ます。コットンや松ぼっくりは冬のリース作成時のマストアイテムとなり、リースのベースを綺麗に仕上げてくれます。